不動産売却相談室

新潟市中心部から車で30分ほどと、アクセスがいい新発田市と阿賀野市。少し足を延ばせば海や山があり、休日をアクティブに過ごしたい方には最適な住環境が整っています。

今回は、年間600件以上の不動産取引を取り扱っている越後ホームズが、新潟市からも程近い新発田市・阿賀野市の不動産売却に関する最新情報をお届けします。

新発田市・阿賀野市の土地価格相場は20年以上続く下落傾向

国土交通省が発表した2024年土地価格相場によると、新発田市の最新基準地価は平均2万6,752円/㎡、坪単価では平均8万8,438円/坪。前年からの変動率は-0.46％。阿賀野市では、最新基準地価が平均1万9,576円/ ㎡、坪単価は平均6万4,716円/坪。前年からの変動率は-0.95％と、どちらのエリアも下落傾向にあることがわかりました。

各市の基準地価の下落は近年始まったことではなく、90年代後半から20年以上連続して続いていることが統計データから読み取れます。

2013年から導入された日本銀行による異次元緩和政策の影響で住宅ローンの金利が下がり、ここ数年は全国的に不動産市場が大きく上昇してきました。しかし、2024年3月に金融政策決定会合でマイナス金利の解除が決定し、金利の上昇が始まりつつあります。人口減少に農地の宅地化、さらには住宅ローンの金利上昇が重なり、新潟市の一部エリアを除き、新潟県内全域で基準地価の下落が続いている状況です。

金利が1％上昇すると、不動産価格は15〜20％下落すると言われています。土地価格相場が下落し続けている今、不動産売却を検討している方にとっては「今が売りどき」。さらに価格が下がる前に、できるだけ高値で売却する方が得策と言えるでしょう。

新潟県新発田市の不動産取引傾向をご案内します

「日本100名城」の一つ、新発田城が残る歴史ある町・新発田市。新発田駅周辺には城下町らしい風情ある町並みが広がり、エメラルドグリーンに輝く「美人の湯」が人気の月岡温泉には県内外から多くの観光客が訪れます。

しかし、新発田市内の住宅地は持続的な経済成長を目指した経済政策・アベノミクス開始以降、地価下落が続いています。2023年から2024年の公示地価については、住宅地は前年比で0.38%のマイナス、商業地は1.02%のマイナスとなっています。

新発田市では、2023年3月に新発田駅周辺及びメインストリートである新発田停車場線沿道を軸とした区域を対象に、「新発田市市街地総合再生基本計画」が策定されました。「新発田市市街地総合再生基本計画」では、2023年度から2032年度までの10年間に、生活環境の整備や賑わいの創出、利便性の高い住宅地の形成など、より暮らしやすいまちづくりが計画されています。今後、新発田駅周辺の人気が高まっていくことが予想されます。

西新発田駅周辺は下落率が低く安定

地価下落が続く新発田駅周辺とは対照的に、西新発田駅周辺は地価が一部上昇しています。西新発田駅周辺はバイパス沿いにあり、商業施設が多数点在しているエリア。細道が多い新発田駅周辺よりも車で移動しやすく、買い物に困らないことから需要が高いようです。

新発田市内を駅圏内とする駅で、最も高価格なのは西新発田駅（3万9,850円/㎡）。最も低価格なのは加治駅（6,525円/㎡）です。

出典：土地代データ

新潟県阿賀野市の不動産取引傾向をご案内します

新発田市同様、県都・新潟市に隣接する阿賀野市。市内には電車やバスも走っていますが、市民の主な移動手段は車。阿賀野市と新潟市を結ぶ国道49号水原バイパスも開通し、今まで以上に利便性が上がりました。

さらに、子育て世代の移住・定住の促進を目的とした「阿賀野市立地適正化計画」を2022年7月に策定。2045年度を最終年度として、空き家・空き地を活用した都市の利便性向上や災害に対する街の強靭化、東部産業団地への企業誘致や地場産業の活性化などを行う計画となっています。

公園や自然が充実！子育てにちょうどいい水原エリアが人気

市全体の地価ランキングでは、水原駅周辺が地点ランキング上位をほぼ独占する人気エリアとなっています。

子育て世代の注目度も高い水原駅周辺の地点ランキングを見てみましょう。

出典：土地代データ

阿賀野市は、湖や山などの自然豊かな環境が子育て世帯から支持されています。田園の中の遊園地「サントピアワールド」をはじめ、思い切り体を動かせる大きな公園も充実。遠出しなくても親子で遊べるスポットが豊富にあるので、20〜40代のファミリー層で不動産を探している方にはおすすめです。

新潟で不動産売却を考えるなら越後ホームズに相談を

今回は新潟市に隣接する新発田市、阿賀野市の不動産取引傾向をお届けしました。

隣り合う2つの市は新潟市へのアクセスが良く、それぞれに異なる歴史・食文化・伝統工芸品が今なお受け継がれています。地価は下落傾向ですが、住み心地の良さから都市部を離れ、郊外への移住を希望する人も少なくありません。持て余している住宅や土地をお持ちの場合は不動産売却を検討してみてはいかがでしょうか。

新潟市を中心に新潟県内の不動産売買を行っている越後ホームズでは、不動産買取15年以上の経験と豊富な実績をもとに幅広いお悩みを解決に導いています。土地の活用方法に悩んでいる方や不動産売却を検討している方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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