不動産売却相談室

Vol.29「【2024年度版】長岡市の不動産売却状況・相場について教えてください」

日本三大花火大会の一つ「長岡まつり大花火大会」の舞台として、全国的に知られる新潟県長岡市。上越新幹線が停車するJR長岡駅を中心に商業施設が立ち並び、海と山に挟まれた市街中央には、日本一の河川・信濃川が流れます。

 

今回は、年間600件以上の不動産取引を取り扱っている越後ホームズが、都市と自然が融合した暮らしやすい街・長岡市の不動産取引に関する最新情報をお届けします。

新潟県長岡市の不動産売却は「今」がベストタイミングです

国土交通省が発表した2023年土地価格相場によると、長岡市の最新基準地価平均3万8464円/㎡、坪単価では平均12万7155円/坪。前年からの変動率は-1.15%。新潟県内の市町村地価ランキングでは、新潟市に次ぐ第2位を獲得しています。

 

最も基準地価が高価格なのは長岡駅周辺でしたが、2012年から2020年にかけて取り組まれた経済政策「アベノミクス」以降、住宅地・商業地共に地価の下落が止まりません。2019年には長岡駅前で31年間営業してきた「イトーヨーカドー丸大長岡店」が閉店し、駅近の商業施設ほどその影響は大きく出ているように感じられます。

 

また、この先も長岡市の人口減少はさらに加速すると予測され、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が令和5(2023)年12月22日に公表した『日本の地域別将来推計人口(令和5(2023)年推計)』によると、2050年には長岡市は19万7104人と、20万人を割る見通しです。

 

住宅ローン金利の上昇が続いていることも考慮すると、今のうちに売買取引を進めるのが得策といえるでしょう。

新潟県長岡市の不動産取引傾向をご案内します

新潟県内でも独自の歴史と文化が色濃く残る長岡市には、グルメ・地酒・名所など唯一無二の魅力が満載。なかでも、日本酒の酒蔵数は県内一を誇り、季節ごとに参加型のイベントも開催されています。他にも、糸うりやゆうごうなどの「長岡野菜」、魚のアメ横とも呼ばれる「寺泊魚の市場通り」で購入・食べ歩きができる新鮮な魚介類など地元食材も豊富。農産物から海鮮まで新鮮な食を堪能できます。

 

ほかにも、火焔土器が発掘された街、日本一の大花火の街、河井継之助や山本五十六といった多くの偉人を輩出した街…など多彩な一面を持っているのも長岡市の魅力。週末には「道の駅 ながおか花火館」や偉人たちの記念館を目当てに、県内外から観光客が訪れます。

 

そんな魅力たっぷりの長岡市ですが、最新公示地価は平均4万5,403円/㎡(2024年)、坪単価は平均15万0093円/坪。前年からの変動率は-0.84%と下落しており、1996年以降連続での下落となっています。

JR長岡駅周辺が人気!郊外での暮らしを選ぶ人も増加傾向

長岡市内で最も地価が高価格だったのはJR長岡駅(8万1166円/㎡)、一方最も低価格なのは山古志(1410円/㎡)でした。 新幹線も停車するJR長岡駅周辺がもっとも人気が高く、2位以降の駅とも地価平均で大きく差をつけています。また、信越本線で長岡駅の前後にあたる宮内駅・北長岡駅も2位3位にランクインしています。

 

また、2022年には第3位だった宮内駅が、2024年度には北長岡駅を抜いて2位にランクアップ。JR宮内駅は、新潟県上越市の直江津駅から新潟市中央区の新潟駅までの区間を結ぶ信越本線と、群馬県高崎駅から宮内駅までの上越線の2路線が乗り入れるターミナル駅です。新興住宅街にもなっており、2024年4月にはスターバックスコーヒー長岡宮内店がオープンするなど新たなお店の誘致が進んでいるエリアです。

長岡市エリアの駅地価ランキング
順位 地価平均 坪単価平均 変動率
1位 長岡駅 8万1166円/㎡ 26万8319円/坪 -0.86%
2位 宮内駅 4万3216円/㎡ 14万2865円/坪 -1.14%
3位 北長岡駅 4万0800円/㎡ 13万4876円/坪 -0.21%
4位 見附駅 3万0311円/㎡ 10万0202円/坪 -0.73%
5位 押切駅 2万8900円/㎡ 9万5537円/坪 +0.43%

出典:土地代データ

交通・医療・教育の環境が整備された街づくりが魅力

長岡市は、電車やバス、新幹線が通っており、交通の便が非常に良いのも特徴です。上越新幹線では東京まで1時間40分ほど、新潟市には20分ほどで到着できます。長岡市内を移動するなら市内循環バスという選択肢もあります。

 

また、長岡市は長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡崇徳大学、長岡工業高等専門学校という、芸術分野から医療、経済・産業分野、最先端工学分野まで網羅する4大学1高専を擁します。さらに、中越地方の医療の中核を担う「長岡赤十字病院」があり、地域医療に深く貢献しています。各学校前や病院前にもバスが停まるため、若者から高齢者まで、車の免許を持っていない方でも安心して暮らせる街だといえるでしょう。

 

長岡市のエリア地価ランキングでは、長岡駅周辺・北長岡・宮内といった駅のあるエリアが上位を占める結果となっています。高速道路のICが複数あり、長岡バイパスを利用すれば市内をスムーズに移動できるため車移動も非常に便利ですが、地価ランキングには電車・バスのアクセスの良さが影響しているように感じられます。

新潟県長岡市は「住みやすい街」第4位

2022年4月に発表された「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞 in 北陸」では、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと、福井県、石川県、富山県の市町村を抑え、長岡市が第4位に選ばれました。

 

このランキングで評価されたのは、JR長岡駅を中心とした街全体の交通アクセスの良さ。加えて、行政・商業施設が駅を中心に集積しており、生活利便性が高いところ。

 

長岡駅からスカイデッキでつながった複合施設「アオーレ長岡」には、長岡市本庁舎があり、市民生活を支えています。さらに、Bリーグチーム「新潟アルビレックスBB」の拠点として、バスケットボールの試合が行われることもあります。

 

地価下落が著しい長岡駅周辺ですが、人づくりと産業振興を支える地方創生の拠点として「米百俵プレイス ミライエ長岡」が2023年7月にオープンしました。図書館や銀行、イベントスペースが入った新たなにぎわいスポットとして、体験会やワークショップなど、さまざまなイベントも開催されています。

 

気になる行政の取り組みはこれだけではありません。「ベビーファースト」を掲げ、街全体で子育てを応援しようと官民連携している点も子育て世帯にとって大きな魅力です。JR長岡駅から車で10分ほどの場所にある「子育ての駅 千秋(てくてく)」は、子育て支援施設と自由に遊べる公園が一体化した全国初の子育て応援施設。保育士が常駐しているのでいつでも気軽に子育て相談ができ、降雪が気になる冬季でも安心して遊ぶことができます。

 

2018年からは、6年連続で続く長岡米百俵フェスを東山ファミリーランドで開催。アーティストのライブ、長岡が誇る花火、美味しいグルメやお酒も楽しめる催しです。このような地元の特産品を楽しめるイベントも盛り上がりを見せています。

 

多くの地域同様、人口減少という課題を抱えている長岡市ですが、若い世代にも支持される街を目指してさまざまな取り組みを実施しています。豊かな自然の中で四季の魅力を体感しながら暮らすことができるので、子育て世帯や都市部からの移住者にはぴったりの地域なのではないでしょうか。

 

新潟県長岡市の不動産売却は越後ホームズにご相談を

今回は新潟県第二の都市・長岡市の不動産取引傾向をお届けしました。おいしいもの、楽しいことがたくさん詰まった長岡市。新幹線が通っており関東圏とのアクセスがいいことからUターンやIターンで移住を決意する人も増えています。

 

越後ホームズでは、不動産買取15年以上の経験と豊富な実績をもとに幅広いお悩みを解決に導いています。土地の活用方法に悩んでいる方や不動産売却を検討している方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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