カテゴリ:上手な不動産売却 / 投稿日付:2024/11/04 11:08
土地の取引を行う時、
測量した面積と登記簿の面積が異なるケースはありますか。
程度の差もありますが、異なることはあります。
そうなると、坪単価や㎡単価で価格を決めていたのに、
単価が変わりませんか?
単価は変わりますね。
公簿取引といって、
登記簿面積に基づいての取引を行う場合、
登記簿面積より実際の面積が大きくなると単価は下がりますし、
小さくなれば単価は上がります。
それは売主側にも買主側にも
有利や不利になったりしますよね。
何とかならないんでしょうか。
そういった場合には、公簿取引ではなく
実測清算取引とすることがあります。
実測清算取引ですか?どのような取引ですか?
例えば、公簿面積100㎡の土地を
1000万円で売買するとします。
㎡単価は10万円です。
公簿取引の場合、実際の測量の結果
土地の面積が90㎡になっても、
110㎡になっても売買価格は1000万円であり、
㎡単価が上がったり下がったりすることになります。
これに対して実測清算取引は
清算の基準となる面積と単価を決めておきます。
この場合ですと清算基準となる面積は100㎡で、
㎡単価は10万円となり1000万円の売買になります。
売買契約後に測量をして
仮に110㎡になった場合は
110㎡×㎡単価10万円で1100万円、
90㎡になった場合には90㎡×㎡単価10万円で
900万円の売買代金となります。
なるほど、実測清算だとどちらにも平等な条件で良いですね!
但し、メリットだけでなく注意も必要です。
どういった事に注意が必要ですか。
予想以上に大きくなった場合などは
買主様の資金計算に影響が出る事があります。
測量を行うので、引き渡しまでに時間が掛かる場合があります。
長引くと、相場が変わってしまうリスクなどもあります。
その土地の状況によってどちらが最適なのかは違いますので、
どちらの取引を行う方が良いのか、
不動産会社の担当者に相談されるのが良いかと思います。
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